いろノート
2020/09/01 11:46
秋冬に増えてくるチェック柄。でも可愛いイメージが強すぎて、歳を重ねるごとに似合わなくなってきたなと感じませんか?
そんな大人の方々のために誕生したのが、今回の綾シリーズです。

鋭く交差した細いラインと、柔らかな曲線のフレーム。
色味による重厚感と、透かし模様による軽やかさ。
これらの対比により、様々なテイストの洋服に合う様にデザインしました。
『綾』は斜めに交差する模様を意味するそうで、今回のデザインにぴったりだと思いました。
大ぶりで存在感たっぷりなのに、イヤリング金具を除いた片耳は約0.6g。着けているのを忘れる軽さに仕上がっています。
紙を重ねて制作しているのですが、これだけ細い線だと制作段階でも色々な工夫が必要でした。

パーツは7つのレイヤーに分かれています。
このような設計にしたのは、強度を持たせるためと、見た目を美しくするためです。
強度を持たせるためには紙を重ねなければいけませんが、まず背景部分のカット方法で苦戦しました。
最初は交差模様そのままを1枚の紙にカットして、それを二重にすることを考えました。
しかし、これだけの小さな四角を沢山切り抜くとなると角がちゃんとカット出来ていないことが多く、汚い仕上がりとなってしまいました。
そのため、1枚から切り抜く部分はできるだけ単純化し、かつ強度を持たせることができる様なパターンの組み合わせをいくつか試し、背景部分の3つのレイヤーが出来上がりました。
交差模様部分はフレーム部分とは違う色にしているため、単純に紙を重ねてしまうと真横から見たときに色が混在して汚くなってしまいます。

上の写真は試作段階の写真ですが、フレーム部分の濃い青色と、交差部分の明るい色が重なり、横から見ると美しくないです。
そうならないように交差部分の紙はフレームより内側で終わる様にカットしました。
それだけだと交差部分のレイヤーの厚み分、フレーム部分が浮いてしまいますので、フレーム部分から交差部分をカットしたギザギザなフレームレイヤーを作り、横から見ても美しい仕上がりになりました。

